フッ素イオン導入法について

電解質溶液に直流を流し、電離したイオンは電荷と反対の電極に向かって移動することを医療に応用する方法です。主に知覚過敏、歯周病疾患、根管治療、フッ素塗布予防などの療法に用いられます。

フッ素イオン導入法によるフッ素塗布
イオン導入装置を使って、薬液である2%フッ化ナトリウム液をフッ素とナトリウムに電気分解します。フッ素は(−)イオンで、単に歯面に塗るだけでは歯質に取り込まれにくい性質を持っていますが、一時的に人体を(+)の電位に変えて浸透しやすくします。
歯質に取り込まれたフッ素はフルオロアパタイトを形成し、むし歯を予防します。定期検診の時にはフッ素塗布をお勧めします。

フッ素イオン導入法による様々な治療
口の中の病気で一番多い病気が歯周病です。皆さんも歯ぐきが赤く腫れてしまった経験はありませんか?そんな歯周病の治療にイオン導入法が使用されています。イオン導入器を使って数分患部に当てていると症状が改善されます。これは、イオン導入法が下記のような効果をもたらすためです。

@フッ素イオンは、細菌繁殖抑制作用がある。

A組織に対する収歛作用がある

B病巣部から膿汁などの腐敗物質を(−)のほうに集める作用がある。